FineKernelToolKit 4.2.13
読み取り中…
検索中…
一致する文字列を見つけられません
公開メンバ関数 | プロパティ | 全メンバ一覧
FK_CLI::fk_Ortho クラス

平行投影法を制御するクラス [詳解]

#include <CLI/FK_CLI/include/Projection_CLI.h>

+ FK_CLI::fk_Ortho の継承関係図
+ FK_CLI::fk_Ortho 連携図

公開メンバ関数

 fk_Ortho (double left, double right, double bottom, double top, double near, double far)
 コンストラクタ1
 
 fk_Ortho ()
 コンストラクタ2
 
 ~fk_Ortho ()
 デストラクタ
 
 !fk_Ortho ()
 ファイナライザ
 
void SetAll (double left, double right, double bottom, double top, double near, double far)
 一括設定メソッド
 

プロパティ

double Left [get, set]
 クリッピング左側面距離プロパティ
 
double Right [get, set]
 クリッピング左側面距離プロパティ
 
double Bottom [get, set]
 クリッピング左側面距離プロパティ
 
double Top [get, set]
 クリッピング左側面距離プロパティ
 
double Near [get, set]
 クリッピング近距離距離プロパティ
 
double Far [get, set]
 クリッピング遠距離距離プロパティ
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_ProjectBase に属する継承プロパティ
fk_ProjectMode Mode [get]
 投影法参照プロパティ
 

詳解

平行投影法を制御するクラス

このクラスは、平行投影法(正投影法とも呼ばれます)の設定を制御する機能を提供します。 本クラスで平行投影に対する様々な値を設定し、 fk_DisplayLink::Projection プロパティを用いてシーンに設定することで、 シーン内の投影設定を行うことができます。

平行投影の特徴は、カメラからの距離に関係なく常に同じ大きさで表示することです。 現象として、3次元空間中で平行な線や面は、表示画像においても平行となります。 そのため、設計などの用途には適しています。以下がその概念図です。

平行投影法

しかし、人間の目やカメラなどによる感覚とは異なるため、 広い領域の表示の際には遠近感が損なわれ違和感を感じるものとなります。 そのような場合は、 fk_Perspective による透視投影を用いた方がよいでしょう。

設定は、左右、上下、遠近の各面を表す距離を設定します。

参照
fk_Perspective, fk_DisplayLink

構築子と解体子

◆ fk_Ortho() [1/2]

FK_CLI::fk_Ortho::fk_Ortho ( double  left,
double  right,
double  bottom,
double  top,
double  near,
double  far 
)

コンストラクタ1

コンストラクタで、初期値を設定することが可能です。 下記の「面」は、全てクリッピング面を表します。

引数
[in]left視線ベクトルから左側面への距離
[in]right視線ベクトルから右側面への距離
[in]bottom視線ベクトルから下側面への距離
[in]top視線ベクトルから上側面への距離
[in]nearカメラから近距離面への距離
[in]farカメラから遠距離面への距離

◆ fk_Ortho() [2/2]

FK_CLI::fk_Ortho::fk_Ortho ( )

コンストラクタ2

fk_Ortho::fk_Ortho(double, double, double, double, double, double) において、 (-500, 500, -500, 500, 0, 10000) と設定した場合の初期値が生成されます。

◆ ~fk_Ortho()

FK_CLI::fk_Ortho::~fk_Ortho ( )

デストラクタ

◆ !fk_Ortho()

FK_CLI::fk_Ortho::!fk_Ortho ( )

ファイナライザ

関数詳解

◆ SetAll()

void FK_CLI::fk_Ortho::SetAll ( double  left,
double  right,
double  bottom,
double  top,
double  near,
double  far 
)

一括設定メソッド

各クリッピング面の距離を一括して設定します。 下記の「面」は、全てクリッピング面を表します。

引数
[in]left視線ベクトルから左側面への距離
[in]right視線ベクトルから右側面への距離
[in]bottom視線ベクトルから下側面への距離
[in]top視線ベクトルから上側面への距離
[in]nearカメラから近距離面への距離
[in]farカメラから遠距離面への距離

プロパティ詳解

◆ Left

double FK_CLI::fk_Ortho::Left
getset

クリッピング左側面距離プロパティ

視線ベクトルからクリッピング左側面への距離の設定や参照を行います。

◆ Right

double FK_CLI::fk_Ortho::Right
getset

クリッピング左側面距離プロパティ

視線ベクトルからクリッピング右側面への距離の設定や参照を行います。

◆ Bottom

double FK_CLI::fk_Ortho::Bottom
getset

クリッピング左側面距離プロパティ

視線ベクトルからクリッピング下側面への距離の設定や参照を行います。

◆ Top

double FK_CLI::fk_Ortho::Top
getset

クリッピング左側面距離プロパティ

視線ベクトルからクリッピング上側面への距離の設定や参照を行います。

◆ Near

double FK_CLI::fk_Ortho::Near
getset

クリッピング近距離距離プロパティ

カメラからクリッピング近距離面への距離の設定や参照を行います。

◆ Far

double FK_CLI::fk_Ortho::Far
getset

クリッピング遠距離距離プロパティ

カメラからクリッピング遠距離面への距離の設定や参照を行います。