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プロパティ | 全メンバ一覧
FK_CLI::fk_Fog クラス

シーン中の霧効果を制御するクラス [詳解]

#include <CLI/FK_CLI/include/Fog_CLI.h>

+ FK_CLI::fk_Fog の継承関係図
+ FK_CLI::fk_Fog 連携図

プロパティ

fk_FogMode FogMode [get, set]
 減衰関数プロパティ
 
double FogDensity [get, set]
 指数式係数プロパティ
 
double FogLinearStart [get, set]
 線形式係数開始距離プロパティ
 
double FogLinearEnd [get, set]
 線形式係数完全距離プロパティ
 
fk_ColorFogColor [get, set]
 霧色プロパティ
 

その他の継承メンバ

詳解

シーン中の霧効果を制御するクラス

このクラスは、シーン内の霧効果を制御する機能を提供します。 実際の利用時には、インスタンスは本クラスのものではなく 派生クラスの fk_Scene によるものを利用することになります。

参照
fk_Scene, fk_DisplayLink, fk_Color

プロパティ詳解

◆ FogMode

fk_FogMode FK_CLI::fk_Fog::FogMode
getset

減衰関数プロパティ

霧効果の減衰関数の設定や参照を行います。設定できる関数の種類は以下のとおりです。 各数式中の \( z \) はカメラからの距離を意味します。

  • fk_FogMode.LINEAR
    減衰関数として線形式を設定します。具体的には以下の数式を用います。

    \[ \frac{E-z}{E-S} \]

    式中の \( E, S \) は fk_Fog::FogLinearEnd, fk_Fog::FogLinearStart プロパティで設定します。
  • fk_FogMode.EXP
    減衰関数として指数式を設定します。具体的には以下の数式を用います。

    \[ e^{-dz} \]

    式中の \( d \) は fk_Fog::FogDensity プロパティで設定します。
  • fk_FogMode.EXP2
    減衰関数として指数(2乗)式を設定します。具体的には以下の数式を用います。

    \[ e^{-\left(dz\right)^2} \]

    式中の \( d \) は fk_Fog::FogDensity プロパティで設定します。
  • fk_FogMode.OFF
    この値を設定した場合、霧効果を無効にします。

デフォルトでは fk_FogMode.OFF が設定されています。

◆ FogDensity

double FK_CLI::fk_Fog::FogDensity
getset

指数式係数プロパティ

減衰関数として指数式か指数(2乗)式を選択した場合の、 指数部の係数 d の設定や参照を行います。 数式の詳細は fk_Fog::FogMode を参照して下さい。

◆ FogLinearStart

double FK_CLI::fk_Fog::FogLinearStart
getset

線形式係数開始距離プロパティ

減衰関数として線形式を選択した場合の、 開始距離の設定や参照を行います。 意味的には、霧効果が始まる最低距離になります。 数式の詳細は fk_Fog::FogMode を参照して下さい。

◆ FogLinearEnd

double FK_CLI::fk_Fog::FogLinearEnd
getset

線形式係数完全距離プロパティ

減衰関数として線形式を選択した場合の、 完全距離の設定や参照を行います。 意味的には、霧によって物体が完全見えなくなる距離になります。 数式の詳細は fk_Fog::FogMode を参照して下さい。

◆ FogColor

fk_Color^ FK_CLI::fk_Fog::FogColor
getset

霧色プロパティ

霧の色の設定や参照を行います。通常はシーンの背景色と同色とします。

参照
fk_Scene::BGColor