論文題目:
複数基準によるシリアライズを利用した衝突判定の高速化アルゴリズムに関する研究

概要:
リアルタイム3DCGにおいて物理シミュレーションなどを実現するには、できるだけ高 速な衝突判定が求められる。最もシンプルな衝突判定の手法は、すべての物体について1つ 1つ判定していく、総当たりによる方法である。しかし、この方法では、物体の数が増える にしたがって、判定回数、処理時間の増加が大きくなる。これは、規模が大きなシステムや、 3Dでの処理を考えると、少しでも判定にかかるコストを削減し、高速化を行う必要がある。 本研究では、物体の位置や大きさから得られるデータのシリアライズによって、衝突する 可能性のある物体を検出し、判定回数を減らすことで、衝突判定の高速化を行った。高速化 には2つのアルゴリズムについて実装した。また、それぞれの手法について処理時間と判定 回数の測定を行い、効果の検証をした。

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