論文題目:
携帯電話における、3 次元画像コンテンツの携帯性に対する有意点に関する研究

概要:
一般的に3 次元画像コンテンツにおける3 次元表示を用いることの有用性は3つ挙げられ る。見た目のリアリティさ・派手さの演出によるプロモーション効果、立体的な形状の表示、 空間認知能力がある。プロモーション効果と立体的な形状表示は有用性が確立されている。 しかしこの空間認知能力に関しては利点や利用手法が確立されていなかった。空間認知能力 とは、3 次元画像が複雑な空間構造をユーザに容易に視覚的に把握させることに優れるとい うことである。そこで本研究では、近年になって3次元画像のリアルタイムな表示が可能と なってきている携帯電話において、空間認知能力を利用し、空間構造を容易に把握できると いうメリットをユーザが得られるような携帯電話コンテンツを提案する。 研究した結果、携帯電話上の3 次元画像コンテンツには、3 次元画像の空間認知能力を活 用することが有用であり、本研究においては携帯性を活かした駅構内乗換案内を提案でき た。

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