論文題目:
複数の指標を持つデータの可視化における三次元表現の有用性の検証に関する研究
概要:
近年、高性能なパーソナルコンピュータの普及とインターネット環境の浸透により、入
手できる情報が格段に増加している。膨大な情報の中から自分が必要とする情報を選び出
すためには、情報を可視化し、視覚的に認知する方法が有効である。
本論文では最初にデータを可視化する分野について調べた。その結果、データマイニン
グと呼ばれる、大規模なデータの中から関連性を見つけ出す分野においてデータの可視化
が重要であり、三次元表現を用いて情報が可視化されていることが判明した。そして、三
次元表現を用いた情報可視化分野についても研究が進んでおり、さまざまな事例に基づき
有効な三次元表現技法を発見することが出来た。
以上の調査結果から三次元表現を用いてX,Y,Z 及び、色と大きさの概念を扱うことにより
5つの指標を用いて情報の可視化を行なうことが可能になった。