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*はじめに [#cf11656f]
ここはLaTeX関連のお役立ち情報、過去のFAQ、みなさんからの質問への応答などに使っていこうと思います。まず最初は、以前のBBSに掲載されていた情報を転載しておきます。~
新しい情報も随時追加していく予定ですので、論文を書いていく上で分からないことが
あれば、まずこちらを参照するようにしてください。先生や他の院生もフォローよろしくお願いします。
#contents
*PDFの作り方 -プロンプトから- [#l9dd6320]
dviからPDFを作成する方法は色々あるのですが、dvioutから直接生成すると色々不都合があります。なので、コマンドプロンプトから作成する方法を紹介します。
1. LaTeXのソース一式が入っているフォルダに「makePDF.bat」という名前のテキストファイルを作成します。~
2. TextPadなどで開き、以下の内容を記述して保存します。
platex メインファイル名.tex
platex メインファイル名.tex
platex メインファイル名.tex
dvipdfmx -d 5 LaTeXのメインファイル名.dvi
pause
3. 作成した「makePDF.bat」をダブルクリックして実行します。
これで出来上がります。platexによるコンパイルも3回ほど繰り返しておいた方がいいと思います。エラーが起きた場合は何かしらのメッセージが出て止まりますので、院生などに相談してください。LaTeXのインストール時にトラブった場合はうまくいかない場合がありますので、気をつけてください。
*PDFの作り方 -dvioutから- [#l9dd6321]
dvioutから直接生成する方法。
1. dvioutでdviファイルを開く~
2. File→PrintからPrintダイアログを表示~
3. dviprtにチェックを入れる~
4. 「Make PDF by dvipdfm(x)」と表示されたらOKを押す
大量の警告が出ると思いますが、PDFは出力されます。
*キーワードの書き方 [#bf354fab]
main.texの\DepartmentNameの下あたりに以下のように書き加えてください。
\KeyWordsI{キーワード1,キーワード2・・・}
なお、キーワードを2行以上に渡って書く場合は \KeyWordsII 以降を加えてください。
*画像のはりかた [#fc65a4be]
まず、画像ファイルをEPS形式に変換します。
変換については
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se176316.html
にてコンバータをDLできますので
これを用いてファイルを変換します。
その後LATEXにて画像を貼り付けたいところに
次のように記述します。ここでは画像ファイルの名前を
「sample.eps」としておきます。
\begin{figure}[H]
\begin{center}
\includegraphics[scale=0.7]{sample.eps}
\caption{画像サンプル(ここに画像の説明をします)}
\end{center}
\end{figure}
と記述すると画像をセンタリングした状態で
貼り付けることができます。
ただし、ページを跨いだりすると
次の文章の方が先に記述されてしまうことが
あるようです。あしからず。
*画像を横に並べる方法 [#be0a64bf]
\begin{figure}[H]
\begin{center}
\begin{minipage}[H]{0.49\textwidth}
\begin{center}
\includegraphics[scale=大きさ]{左側の画像ファイル名}
\caption{左側の画像のキャプション}
\end{center}
\end{minipage}
\begin{minipage}[H]{0.49\textwidth}
\begin{center}
\includegraphics[scale=大きさ]{右側の画像ファイル名}
\caption{右側の画像のキャプション}
\end{center}
\end{minipage}
\end{center}
\end{figure}
{0.49\textwidth}というのは「画像の間を行間の0.49倍開ける」とかいう意味らしいです。
ただ、0.49を指定すればできるかぎり大きな画像を貼れるのでお勧めです。
0.5以上を指定すると左右に並びきらないことが多いようです。
また、複数の画像に1つのキャプションを付けたい場合は、
\end{minipage}とその下の\end{center}の間でキャプションを指定してください。
*複数の画像に1つのキャプションをつけたい [#gc7186e1]
\begin{figure}[H]
\begin{center}
\begin{minipage}[H]{0.49\textwidth}
\begin{center}
\includegraphics[scale=大きさ]{左側の画像ファイル名}
\caption{左側の画像のキャプション}
\end{center}
\end{minipage}
\begin{minipage}[H]{0.49\textwidth}
\begin{center}
\includegraphics[scale=大きさ]{右側の画像ファイル名}
\caption{右側の画像のキャプション}
\end{center}
\end{minipage}
\end{center}
\end{figure}
\end{minipage}とその下の\end{center}の間でキャプションを指定してください。
*ページのナンバリングが変だ [#ma95462c]
mainのtexファイル中に記述されてる\pagestyle{なんとか}という箇所を
\pagestyle{plain}に直す。
*画像多用しててファイルが重い [#hcf8940a]
EPSコンバータを使うときに、圧縮を使ってみましょう。
画質は落ちないけど、あんまサイズ削減にならないのがRLE圧縮、
JPEGのように画質は劣化するけどサイズは段違いに削れるのがDCT(+)圧縮です。
私のように元画像の解像度をでかくしておいて、文中では縮小表示して
画質を保ってるようなやり方してる人には、DCT圧縮はかなーり効果あります。
ぜひお試しを。
*dvioutで表示するとき、画像のあるページが重い [#jde0fb95]
dvioutで表示を見てるとたまに画像が貼ってあるページで重たくなったりしませんか?なりませんっていう人は別にいいですよー重たくなる人だけ見てください。
どうやら画像を置いてるフォルダにeps画像と同じ名前のbmp画像があると重たくなるみたいです。
*main.texいちいち開いてコンパイルすんのが面倒だ [#s6b72841]
まず、ドキュメントを構成する.texファイルをすべてTextPadで開き、
ファイル→ワークスペース→別名で保存、を選択します。
ここでコンパイルを通す.texファイルと同じ名前(デフォルトだと
main.texなのでmain)を入力して、ワークスペースを保存します。
これでmain.twsというファイルができるので、今後はこれを開けば
すべてのファイルが一括して開かれるようになります。
mainって名前もさびしいので、これを機会にmain.texのファイル名を
ワークスペース名としてふさわしい名前に変えることをお勧めします。
次に設定→環境設定→ツールマネージャーでplatexとdvioutの設定を
変更します。
どちらの引数も「$(WspBaseName).tex」「$(WspBaseName).dvi」と
いうように変更してください。
これでワークスペース内のどのファイルを開いていようと、
ちゃんとメインのtexにコンパイルがかかり、dvioutで表示ができるはずです。
ワークスペースとtexファイルが別の階層にある場合は、
さらに「開始フォルダー」を「$WspDir」とすることでワークスペースがあるフォルダをカレントフォルダとすることができます。~
ワークスペースとmain.texは同じフォルダに無いと正しくコンパイルされません。
*図表への参照マクロがうまくいかない [#a43f16c5]
ラベルつける位置がおかしい可能性がある。
\begin{figure}[H]
\begin{center}
\includegraphics[scale=0.5]{sample.eps}
\caption{ここがキャプションでこの下にラベルをつけるべし}
\label{fig:sample} %←ここね
\end{center}
\end{figure}
*画像の表示がおかしい [#p12f6b85]
画像の位置とカラー画像の問題解決法
main.texの最初の部分を
\documentstyle〜 → \documentclass[12pt,a4j]{jreport}
と書き換えます。
次にその下に以下の4行を加えます。
\usepackage[dvips]{graphicx,color}
\usepackage{teuthesis}
\usepackage{hyperref}
\usepackage{here}
さらに、画像を読み込む部分の最初に
\begin{figure}[H]
と記述します。[h]ではなく[H]に注意。
dvioutのOptionメニューからSetup Parametersを選び、
Graphicタブの右下段にあるGIFプルダウンメニューから
BMP(full color)を選択し、saveしてください。
これによって、画像以降の文章が先に表示されることはなく、
きちんとカラー画像が表示されるはずです。
*画像が白黒だ [#r93c4216]
もしかしたらepsに変換するときに白黒にしてるのかも…
EPS-convの色数を「白黒」から「カラー」にすると
カラーでepsに変換できるよ。
*画像の表示が白黒だ [#hb9054fa]
dvioutの設定がきちんとされてないと、カラー画像を貼り付けてもdviout上では
白黒で表示されることがあります。
そういう場合はメニューバーのOption->Setup Parameters...->Graphic->GIF:を
BMP(full color)に変更し、下のSaveボタンを押してからOKを押してください。
カラー表示になるはずでぃす。
*フォトショやイラレで保存したEPSが表示できない [#j56a548e]
いったんbmpだのjpgだのにしてEPS-convを使ってコンバートしてください。
*LaTeX & 論文関係お役立ちサイト [#cb019c8f]
論文を書くときやLaTeXを使うときに
参考になりそうなサイトがあったら
みんなにどんどん紹介しましょう。
参考になりそうなサイト。
-http://www002.upp.so-net.ne.jp/latex/index.html
--コマンドシート一覧が便利なサイト。みんなお世話になりました。
-http://www1.kiy.jp/~yoka/LaTeX/latex.html
--こちらもコマンド一覧が便利。かなり色々載ってます。
-http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/latex/
--「LATEXしよう!」という、コマンド一覧のみならず様々な解説も載っているサイト。
*フリーのドローソフト [#beaf5d31]
Dynamic Draw~
http://www.dynamicdraw.com/jp/ ~
二期生の中には図を描くのに愛用していた人もいました。
EPS-draw~
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se155386.html?site=n ~
直接EPS形式で吐けるドローソフト。
曲線がMS-PAINTよりは書きやすいかも。
EPS-conv~
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se176316.html ~
LaTeXではbmpやjpgがきれいに表示されません。
このコンバータを使ってEPS形式の画像を作りましょう。~
フォトショやイラレのEPSはうまく表示されない可能性があります。
まぁやるだけやってみて、ダメだったらおとなしくコレでEPS。~
InkScape ~
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/paint/inkscape.html ~
ベクタードローソフト。
フリーのイラレみたいなもの。~
eps形式はベクター形式ですが、ラスター画像から変換しても1ピクセルごとのデータでしか無いので、ファイルサイズが通常のベクター画像に比べて大きくなります。~
InkScapeやイラレなどで最初からベクター形式の画像を利用すると、ファイルサイズを格段に小さく出来ます。
*コンパイルしても目次とかに反映されない [#xdb6a1f5]
まぁ落ち着いて、もう一度コンパイルしてみる。
それでだめならもう一度。またもう一度。Once more!~
目次などの本文を参照して作られる部分は、3〜4回コンパイルを
しないと反映されない部分があります。
立て続けに何回かコンパイルするのを習慣にすると良いでしょう。
*自動文字送り [#bf354fac]
段落の最初など文字送りは設定次第で勝手にやってくれます。~
main.texの\setlength{\parindent}{0em}の行をコメントアウトしましょう。
%\setlength{\parindent}{0em}
これで、段落の始めで自動的に文字送りされます。
*図表、計算式、参考文献、各種参照方法 [#bf354fad]
図表、計算式、参考文献などはそれぞれ参照方法が違います。
図表 →\ref{ラベル} %普通(?)の参照
計算式 →\eqref{ラベル} %括弧が付きます
参考文献→\cite{ラベル} %そもそもrefじゃない
ちなみに、参考文献はbibtexを利用してない場合の話で、利用してる場合はよくわかりません。
利用してる人に聞きましょう。