このページでは、輪講を初めて体験する皆さんに 先輩からの貴重なアドバイスをお届けするトピックをまとめています。
皆さん方の中には卒業研究を過小評価している人がいるかもしれませんが、 GSの卒研は真っ当にクリアすると、能力的な次元が否応なしに引き上がります。 それだけのことが要求されるのだと理解してください。 これまでの発表経験などで自信を付けている人もいると思いますが、 もしカケラほどでも慢心や傲りを持っているのであれば、それらを捨てて全力で 取り組むことをオススメします。
輪講を「とにかく書いてあったことさえ発表すればいい」と 勘違いしてしまった人が陥る罠です。当然論外です。
理解は出来ても、他人に理解してもらおうとする姿勢を忘れて、 調査結果だけをひたすら列挙するような発表をするとこうなります。 輪講は「頑張って調査しましたアピール」をする場ではありません。
話の順番、組み立てを間違えると聞き手は非常に混乱します。 用語の説明や出てくる順番が前後しないように、流れを意識しましょう。 ちなみに「スライドを巻き戻したりして行ったり来たり」は禁じ手です。
時間が全然足りていないor余りすぎだったり、喋りがしどろもどろだったり した人は、到底練習したとは思えません。特に時間オーバーは本番の発表では 厳禁です。輪講では強制終了は(基本的には)ないですが、だからといって いくらでもオーバーしていい訳ではありません。
スライドに書いてあることを機械的に読み上げるだけだったり、 発表用原稿の用意は構いませんが、それ通りのことしか喋らないのもNGです。
上の朗読とも重なりますが、聴衆の目を見て喋るのは発表の基本です。
字の大きさや配色にも気をつかってください。 ディスプレイからある程度離れても見やすいかどうか、 白地に黄色文字などの配色を使っていないかどうか、確認しましょう。 文字のサイズは最低でも18ptをキープするのが1つの基準です。
聴衆に興味を持ってもらえない発表は、発表に問題があると考えられます。 質問をしてもらえるような発表を目指しましょう。時間内に喋りきれない 内容は、(プレゼンの流れを壊さない程度に)途中で話を止めておいて、 質問させやすくするというのも良いテクニックです。 「いい質問ですねぇ!」と言いつつ、裏に隠しておいたスライドを出して 回答するとカッコイイですね。通称「カウンタースライド」と呼びます。